平成15年5月11日(日)
まちづくりフォーラム提言報告会が開催されました。 |
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まちづくりフォーラム提言にあたって |
まちづくりフォーラムでは、本年1月より約3ヶ月にわたり、合併後の新市のあるべき姿について議論してきました。各市町村5名、計45名の委員が社会基盤、生活環境、保健福祉、産業経済、教育文化の5グループに分かれ、様々な議論を経てまとめられたのが以下の提言です。 |
合併という未知の領域に対しては、当初、不安の方が先に立ちました。しかし、回を重ねるごとに、合併後はこうなってほしい、こうあってほしいから、地域のあるべき姿、新市として一体となることでこれができるといったように、合併を前向きにとらえ、思考し、議論を重ねることができました。 |
新市は2市4町3村の計9市町村の構成で、各市町村、甑3村“海”、川内市“川”、串木野市“岳(冠岳)”、東郷町“梅”、樋脇町“湯”、入来町“伝”、祁答院町“池”等々、様々な特徴を有したキーワードが浮かびます。それらを埋没させず、それぞれの地域特性を最大限活かしながら、さらに、規模拡大のメリット、相乗効果を発揮するという、新市全体としての“新しいまちづくり”に取り組んでいくことが肝要であるなど、活発に議論がなされました。 |
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■新しいまちづくりの視点 |
「地域力」を育み、新しい地域創造をめざす |
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新市を構成する“まち”は、恵まれた自然、伝統・文化等々、それぞれにすばらしい財産がある。良いものは残し、強化・充実し、また、地域内に広げていくことで地域特性を活かした“新しいまち”を創り出していく。 |
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「都市力」(都市の魅力)を最大限に発揮する |
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9市町村が一体となることにより、産業・観光等のあらゆる面で規模の拡大による効果や相乗効果が期待できる。インフラ整備を含め、13万都市の魅力を最大限発揮するような方策を推進していく。 |
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以上のような2つの視点を、新市の新しいまちづくりの基本的な視点として位置づけた上で、まちづくりフォーラムでは、次の4つのプロジェクトを提案いたします。 |
■ まちづくりフォーラムの提言 |
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なお、社会基盤、生活環境、保健福祉、産業経済、教育文化の5グループそれぞれの提言についても整理しておりますので、ご検討よろしくお願いいたします。 |
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1 |
コミュニティ活動の維持と自治組織活動の強化 |
(教育文化グループ提言V) |
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自治活動の維持・充実 |
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自治組織への加入促進 |
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新市における自治組織及び活動のあり方に関する検討の推進 |
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2 |
地域の特色を生かした教育の推進 |
(教育文化グループ提言T) |
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地域の特色を生かした幼児・学校教育等の推進 |
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魅力ある高校教育の体制づくり |
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教育行政の推進体制の維持・充実 |
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青少年育成活動の充実・推進 |
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生涯学習の広域的な展開 |
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スポーツ活動を通した市民健康づくり地域スポーツクラブ運動の展開 |
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3 |
特色ある地域文化の保存・継承の推進 |
(教育文化グループ提言U) |
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それぞれの地域の伝統芸能・地域文化の保存・伝承 |
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既存組織の活用及び交流の推進 |
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4 |
みんなで取り組む環境先進都市づくり |
(生活環境グループ提言T) |
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ごみ処理・し尿処理の体制づくり |
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ごみの再資源化の推進 |
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不法投棄、ルール違反等の監視・指導の強化 |
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水がきれいで豊かなまちづくり |
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1 |
市民すべてが住み慣れた地域で安心して暮らせる環境づくりの推進 |
(保健福祉グループ提言T) |
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高齢者・障害者福祉の充実 |
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地域福祉推進体制の充実 |
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甑島からの介助者の経費負担の軽減 |
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2 |
市民すべての健康づくりの推進 |
(保健福祉グループ提言U) |
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拠点施設の充実 |
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保健サービスの充実 |
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甑島における医療施設の充実 |
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3 |
安心して出産し子育てができる支援体制の充実 |
(保健福祉グループ提言V) |
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保育サービスの充実 |
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小児科の充実 |
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4 |
安心できる広域消防救急体制の構築 |
(生活環境グループ提言U) |
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広域消防救急医療体制の整備 |
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消防救急面からの社会基盤整備 |
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救急医療における甑島民の負担の軽減 |
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地域住民による消防防災体制の充実 |
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1 |
新たな時代に対応したダイナミックな農業の展開 |
(産業経済グループ提言T) |
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川西薩地区農業公社の設立 〜地域農業のセンター機能の創出〜 |
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集落営農の推進 〜産地間競争に打ち勝つ営農形態の構築〜 |
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重点的な振興作物の選定 〜独自性のある産品づくり〜 |
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2 |
力強い水産業の新たな展開 |
(産業経済グループ提言U) |
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大規模な畜養基地づくり 〜価格安定による漁業経営の健全化〜 |
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新しい流通体系の構築〜「こだわり」を持った地産地消の仕組みづくり〜 |
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大型魚礁の設置 〜つくり育てる漁業の展開〜 |
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3 |
すそ野の広い観光産業の振興 |
(産業経済グループ提言V) |
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既存観光資源の高付加価値化 〜体験観光の展開〜 |
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ネットワーク型観光の展開 〜観光資源を複合的につなげる〜 |
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観光産業に対する支援の強化 〜観光を一体化するための観光課の設置〜 |
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1 |
「都市の魅力」の創出 |
(産業経済グループ提言W) |
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港湾機能の強化 〜人・モノの行き交う港づくり〜 |
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産業道路の整備 〜産業を支える社会基盤づくり〜 |
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商店街の専門店化 〜「こだわり」を持った街づくり〜 |
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2 |
“どこへも便利・どこからも便利”なアクセス網の充実 |
(社会基盤グループ提言T) |
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地域内アクセスの向上や各地域と空港との利便性を高める |
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甑島との一体的なインフラ整備の推進 |
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地域内の移動手段の確保・充実による活性化 |
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3 |
新しいまちを描こう“顔づくり・姿づくり・まちづくり” |
(社会基盤グループ提言U) |
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新幹線開通のメリットを最大限引き出す整備の促進―”新市の顔づくり” |
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新しいまちをみんなで描こう“ゾーニング”―“新市の姿づくり” |
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みんなで知恵を出し合う“新しいまちづくり” |
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4 |
地域ニーズを踏まえた住宅・宅地の整備 |
(生活環境グループ提言V) |
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公共賃貸住宅の整備 |
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特色のある住宅・宅地の整備 |
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5 |
地域内外の人々が集う魅力ある公園・緑地・河川の活用 |
(生活環境グループ提言W) |
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利用頻度の低い公園・河川の新たな活用方法の検討 |
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地域外に誇れる公園の活用促進 |
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