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高齢者の現状 |
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最近、一人暮らしで、家に閉じこもって外とのコミュニケーションを嫌がる孤独な高齢者が増えている。 |
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高齢者は、人に迷惑をかけてはいけないとか、家族以外の人の世話になったら世間体が悪いとか考えがちである。 |
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民生委員は顔見知りの人が多く、かえって気楽に何でも相談しにくい傾向がある。 |
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高齢者は、介護保険料を支払うのも大変な人が多く、ましてや介護サービスを利用しての負担金を支払う余裕のない人も多く見られる。 |
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東郷町は「まごころ郵便事業」「独居老人声かけ事業」「いきいきサロン事業」などがあり、在宅福祉サービスの充実を進めている。 |
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入来町は「福祉給食サービス」があり3名の調理士がおり、365日昼夜2食で実施しており、大変好評である。一人400円で、毎日150食程度提供している。 |
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ボランティア活動は、地域によって格差が見られるが徐々に広がりつつあり、気遣いしないで遠慮なく気軽に頼める活動が浸透しつつある。 |
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鹿島村では、鹿屋体育大学の先生を呼んで健康づくり事業に取り組んでいる。ウォーキング大会などがある。 |
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上甑村では、健康づくりに力を入れており、鹿児島からジャズダンス・大学の先生・スポーツ関係者を講師に呼んで実施している。 |
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甑島は老人介護が問題である。 |
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新市になったら高齢化率が下がる推計だが、若者の流出などでそれぞれの地域は高齢化率が進行し負担はますます重くなっていくと思われる。 |
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串木野市にはボランティア協力校があり、古いはがきを新しいはがきに換えて、子どもたちが高齢者に励ましのはがきを送り安否確認をしている。 |
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串木野市は婦人会がしっかりと根付いており、民生委員が高齢者への声かけをしている。高齢者福祉が充実している。 |
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甑島は、ヘルパーが定年になるとヘルパーがいなくなる恐れがある。現在、1級・2級ヘルパーが不足している。 |
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A |
今後の課題
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福祉110番のようないざというとき24時間いつでも遠慮なく相談でき、対応してくれるネットワークづくりが必要である。 |
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閉じこもりがちな高齢者が家の外に出て、いつでも誰とでも集える場所が必要だ。 |
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緊急情報電話システムのような、緊急に連絡が必要なときすぐに対処できるシステムがあればよいと思う。 |
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住み慣れた地域や家庭で自立した生活をするためには、ボランティアの協力がますます必要とされるのでボランティアセンターネットワークの整備が必要である。 |
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高齢者の心情を考えると、外側からサポートするシステムが必要であり、ボランティアはヘルパーなどのマンパワーの確保につながる。 |
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ボランティア活動は、受ける側とする側との精神面が折り合って成り立つので、高齢者の心情を理解するための研修や資格取得などの必要がある。 |
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ボランティア活動は住民主導型にして行政主導型はやめた方がよい。 |
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地域に住んでいる人たちがみんなで高齢者に声かけをする。近隣保健福祉ネットワークを充実させる。 |
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甑村から総合病院に付き添うと経費が相当かかる。適当な場所に介護者や付き添いが宿泊できる施設が必要である。低料金でサポートする。 |
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B |
要望
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高齢者が孤立しないで安心して生活できるようなシステムを考えてほしい。 |
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市町村ではこれまで各々福祉対策をしてきているが、合併で急激に変化するより、一定の期間はそのままで徐々に福祉の改善を図る方が良いと思う。 |
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地域の特性や高齢者の心情を考え、現状の良いシステムは残す等、慎重に取り組んで欲しい。 |
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高齢者も与えられるだけでなく自分たちも支えられるよう頑張って欲しい。 |
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