第７回川西薩地区法定合併協議会

開催年月日： 平成１５年６月２６日（木）
開催場所 ：ホテル太陽パレス（川内市）
開 会 ：午後２時３８分〜午後４時　７分

　会議冒頭森卓朗会長より、串木野市の離脱問題および下甑村の加入問題について、首長・議長会で協議した結果、串木野市長の民意を尊重した離脱の意思は変わらないこと。従って、このままでは今後の事務作業も下甑村の加入もできないことから、現在の２市４町３村で構成する川西薩地区法定合併協議会についてはとりあえず休止し、下甑村加入、串木野市未加入の１市４町４村で新たな法定合併協議会を立ち上げ、串木野市についても７月２４日までに市長と議会が合併協議会を離脱しないという統一した方針がまとまれば復元することについて話し合いがなされ、串木野市長も同意されたことが報告されました。

　次に、６月１１日付で川内市議会議長に就任された今別府哲矢委員と６月16日付で川内市議会市町村合併対策特別委員会委員長に就任された岩下早人委員に対し、森会長から委嘱状の交付が行われました。

　議事に入る前に、協議会副会長３名のうち、川内市の原口博文前議長退任により空席となっていた副会長１名の選任について事務局から報告があり、午後１時３０分から開催された９市町村の首長議長会議において川内市議会議長の今別府哲矢委員が満場一致で副会長に選任されたことが報告されました。

　議事に入り、新市まちづくり計画原案について提案されました。新市まちづくり計画の策定については、任意合併協議会時の住民アンケートおよび東郷町で行われた「まちづくりフォーラムの提言」を受け、各市町村の担当職員で構成するプロジェクト会議を経て、任意合併協議会から９ヶ月間の成果として、本日の提案となっていること。

　また、この原案については、まちづくり広聴会の資料となり、住民の意見を汲みながら、この原案修正の後、法定協議の本格審議に入り、その後、県知事との正式協議を経て、本年12月に計画策定の予定であること。この計画原案の性格としては、合併後の10年後の新市の将来像を示すものであり、住民が、合併の是非、他の枠組みとの将来像の比較検討など、合併の判断材料としていただく極めて重要な性格のものであることなど事務局から説明がありました。

（新市のまちづくり計画原案は、このホームページのメニュー名「新市まちづくり計画原案」に掲載しています。詳細はこちらをご覧ください。）

委員からは、「漁業基盤の整備だけでなく、水産業振興のあり方についても検討してほしい。」、「地域が持っている伝統や、文化、学校教育などを大事にしてほしい。」などの意見が出されました。

　報告事項としては４件の報告があり、まず、新市名称公募結果について田中憲夫新市名称候補選定小委員会委員長から1,598件、680種類の名称が寄せられた旨の集計結果の報告があり、小委員会会議で出された、「他市例と比べて応募数が少なかったのは、枠組みがはっきりしていなかったのが原因ではないか」、「今後の新市名称の取扱いについては、枠組みとの関係が非常に強く、枠組みが決まらないのに名前をつけること自体が無理ではないか。」などの意見が紹介されました。

　社会福祉協議会の協議状況については、社会福祉法の規定により、１市町村に対し１つしか設置できない社会福祉協議会の合併協議についても協議が開始されたものの、枠組みが確定しないため協議が進められないこと。

　事務事業の一元化調整については、３月から調整作業を行い、６月中には調整方針案の協議は終了し、７月10日提案予定の「使用料、手数料等の取扱い」、「公共的団体等の取扱い」、「上・下水道事業の取扱いについて」をはじめとして住民生活に影響のあるものを優先して提案していく予定であること。
　
　一部事務組合については、構成市町村、一部事務組合、法定合併協議会間での協議と合意が必要であり、川西薩地区、薩摩東部地区、日置地区の３地区法定合併協議会事務局の意見交換会、鹿児島県内法定合併協議会の事務局長会議等をはじめ開催された会議の協議結果について報告がありました。

最後に、次回の開催予定について説明し、閉会しました。