会議冒頭で、森会長から、協議会の直前に開催した市町村長調整会議の協議内容について話され、串木野市が実施した市町村合併に関する住民アンケート調査の結果を踏まえ、日置地区か、川西薩地区に残るかの判断について、いつ、どのような形で串木野市としての整理ができるのかどうかを、田畑串木野市長から伺ったところ、田畑市長は、50年に１回の合併であり日置地区との合併を希望する60％の民意を大切にしたいという強い思いを持っておられ、日置地区６町の町長と一両日中に協議し、３月３１日までに返事をしたいと話されたこと。

　また、祁答院町長から、来る３月３０日の住民投票の結果を踏まえ、速やかに判断し方針を出したいとの力強いご返事をいただき、これを了承したこと。など報告されました。

　その後、新委員の紹介と委嘱状の交付があり、２月28日付で串木野市議会議長に就任し新委員となった古川司議長、同じく３月14日付で串木野市議会議長が推薦する議員として新委員となった上夷慶克副議長、同じく２月25日付で串木野市助役に就任し新委員となった永徳親久助役に、森会長から委嘱状の交付がありました。

　新委員を代表して、古川委員が「この協議会は、関係9市町村議会の議決を経て設置された法定合併協議会であり、その重みを尊重し、串木野市の代表として、新しいまちの誕生に向け、全力を尽くしたい。」と挨拶されました。

　議事に入り、議案審議６件、協議事項２件、報告事項４件が審議されました。

　議案審議では、２月13日の第３回協議会で提案され、各市町村持ち帰り、議会等開催の上、慎重審議の上、本日の議案として提案された「合併協定項目（案）について」と任意合併協議会にて申し合わせのあった「合併の方式」「合併の期日」「新市の事務所の位置」、「平成15年度事業計画（案）」「平成15年度予算（案）」について提案され、原案のとおり承認されました。

　「合併の期日」と「新市の事務所位置」については2回の幹事会で協議され、特に新市の事務所の位置については、合併時の事務所の位置については合意があったものの、将来の事務所の位置について市町村長調整会でも協議され、新市成立後検討することで意見集約されて今回の提案となっていることが説明されました。

　協議事項として、平成15年６月27日（金）から7月31日（木）まで関係市町村の住民を対象として実施される「まちづくり広聴会実施要領について」と平成１５年５月１１日（日）に実施される「まちづくりフォーラム報告会実施要領（案）について」が協議されました。

　報告事項として、「まちづくりフォーラムからの提言」「電算システム事業の検討状況について」「条例、規則等の取り扱い検討状況について」「事務の進捗状況について」が報告されました。まちづくりフォーラムからは中俣代表より「地域力」が奏でる「都市力」の創出をめざしてという言葉にまとめられた提言の報告をしていただき、提言書が会長に手渡されました。

　事務の進捗状況では、市町村合併について、分かりやすく解説し、新市の名称も応募できる子供向けホームページ、せんせいさつキッズを開設したことが報告されました。

　最後に、次回の協議会の開催についての説明の後、３月３０日に市町村合併に関し鹿児島県内初めての住民投票が実施される祁答院町の今村町長と、鹿児島県の４月１日付人事異動で、鹿児島県に転出される東郷町寺師助役、同じく祁答院町平田助役からそれぞれ挨拶をいただき協議会を閉会しました。