○薩摩川内市職員等公務災害見舞金支給条例
平成16年10月12日
条例第49号
(趣旨)
第1条 この条例は、職員等が公務上の災害を受けた場合において支給する公務災害見舞金(以下「見舞金」という。)に関し、必要な事項を定めるものとする。
(定義)
第2条 この条例において、「職員等」とは、次に掲げる者をいう。
(1) 地方公務員災害補償法(昭和42年法律第121号)第2条第1項に規定する本市の職員
(2) 労働者災害補償保険法(昭和22年法律第50号)の適用を受ける本市の職員
(3) 鹿児島県市町村非常勤職員の公務災害補償等に関する条例(昭和43年鹿児島県市町村非常勤職員公務災害補償等組合条例第1号)第2条に規定する職員
(4) 鹿児島県市町村議会議員の公務災害補償等に関する条例(昭和60年鹿児島県市町村非常勤職員公務災害補償等組合条例第1号)第1条に規定する議員
(5) 鹿児島県立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償の範囲、金額、支給方法等を定める条例(昭和62年鹿児島県条例第1号)の適用を受ける本市の職員
2 この条例において、「公務上の災害」とは、前項各号に掲げる法律又は条例の規定により、公務上の死亡と認定された災害(以下「公務上の死亡災害」という。)又は公務上の負傷若しくは疾病と認定され、当該負傷若しくは疾病が治り、身体に障害が存して障害の等級が決定された災害をいう。
(見舞金の支給)
第3条 市は、公務上の災害を受けた職員等の遺族又は職員等から見舞金の請求を受けたときは、この条例による見舞金の支給を行うものとする。
(見舞金の種類)
第4条 見舞金の種類は、死亡見舞金及び障害見舞金とする。
(死亡見舞金)
第5条 職員等が公務上の死亡災害を受けた場合においては、死亡見舞金として、別表に定める額を当該職員等の遺族に支給する。
(遺族の範囲及び順位)
第6条 死亡見舞金を受けることができる遺族は、職員等の死亡の当時において次の各号のいずれかに該当する者とする。
(1) 配偶者(婚姻の届出をしていないが、職員等の死亡の当時、事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を含む。)
(2) 職員等の収入によって生計を維持していた子、父母、孫、祖父母及び兄弟姉妹
(3) 前2号に掲げる者以外の者で、主として職員等の収入によって生計を維持していたもの
(4) 第2号に該当しない子、父母、孫、祖父母及び兄弟姉妹
4 死亡見舞金を受けることができる同順位の者が2人以上ある場合には、その人数によって等分して支給する。ただし、代表者を定めた場合には、その代表者に支給する。
2 職員等が故意の犯罪行為又は重大な過失により、公務上の負傷若しくは疾病又はこれらの原因となった事故を生じさせたときは、前項の規定による障害見舞金の額からその額の100分の30に相当する額を減じて支給することができる。
(見舞金の額の調整)
第9条 障害見舞金の支給を受けた者が同一負傷若しくは疾病により死亡した場合又は障害見舞金を受けた者の当該障害の程度に変更があったため、新たに別表中の上位の等級に該当するに至った場合は、新たに支給すべき見舞金の額から既に支給した障害見舞金の額を差し引いた額を支給する。
2 障害のある者が公務上の災害によって同一部位について障害の程度を加重した場合には、その障害見舞金の額から従前の障害に応ずる障害見舞金の額を差し引いた額を支給する。
(見舞金の支給の決定)
第10条 公務上の災害について、この条例による見舞金の支給の決定に関する事項は、第2条第1項各号に掲げる法律又は条例の規定により行われた補償の手続に関する認定又は決定に準ずる。ただし、第8条の規定による見舞金の加算については、薩摩川内市事故等処理規則(平成16年薩摩川内市規則第15号)に規定する事故等処理委員会の審査を経なければならない。
(支給の特例)
第11条 職員等が公務上の災害(公務上の死亡災害を除く。)を受け、この条例による見舞金の支給を受けないで職員等としての身分を有しなくなった場合においても、この条例による見舞金を支給することができる。
第12条 この条例による見舞金は、次の各号のいずれかに該当する者には支給しない。
(1) 地方公務員法(昭和25年法律第261号。以下「地公法」という。)第29条の規定により懲戒免職の処分を受けた者
(2) 地公法第28条第4項の規定により失職した者
(時効)
第13条 この条例による見舞金を受ける権利は、5年間これを行わないときは、時効により消滅する。
(委任)
第14条 この条例に定めるもののほか、見舞金の支給に関し必要な事項は、市長が別に定める。
附則
(施行期日)
1 この条例は、平成16年10月12日から施行する。
(経過措置)
2 この条例の施行の日の前日までに、合併前の川内市職員等公務災害見舞金支給条例(平成3年川内市条例第34号)若しくは東郷町災害等従事者見舞金支給条例(平成5年東郷町条例第18号)又は解散前の西薩衛生処理組合職員等公務災害見舞金支給条例(平成4年西薩衛生処理組合条例第3号)の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、それぞれこの条例の相当規定によりなされたものとみなす。
附則(令和元年9月26日条例第14号)
この条例は、令和元年12月14日から施行する。ただし、第2条中薩摩川内市職員等公務災害見舞金支給条例別表の改正規定並びに第5条中薩摩川内市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例第12条第2項及び第13条第1項ただし書の改正規定は、公布の日から施行する。
別表(第5条、第7条、第9条関係)
種類 | 額(単位万円) | |
死亡見舞金 | 1,000 | |
障害見舞金 | 第1級 | 1,000 |
第2級 | 880 | |
第3級 | 780 | |
第4級 | 680 | |
第5級 | 600 | |
第6級 | 510 | |
第7級 | 420 | |
第8級 | 340 | |
第9級 | 260 | |
第10級 | 200 | |
第11級 | 150 | |
第12級 | 110 | |
第13級 | 70 | |
第14級 | 40 |
備考
障害の等級は、地方公務員災害補償法別表に定める障害の等級による。